Chapter.1
発酵食が生きるおやつ
〜醸造の街で店を営む〜
酒粕パウンドケーキ(菊姫 酒粕使用)
お菓子と珈琲のお店
Souvenir(スーヴニール)
万人受けはしないけど、
お酒好きな
お父さん達のために。
県内の洋菓子店で働いた後、出版社で営業をしていました。訪問先で自分の店で夢を叶えている人たちと出会えたのがお菓子屋さんになったきっかけです。このパウンドケーキは、菊姫さんの酒粕を使って仕上げに吟醸酒のシロップを振っています。父の日にお酒を渡す感覚で、甘いものが苦手な人に食べてもらえればと思って作りました。
正直すごく手間がかかるんです。焼くのに1日。生地をなじませるのに2、3日。でも、酒粕って食物繊維が豊富で身体にいいですし、私も日本酒が好き。少し日数が経つと生地が落ち着いて旨味が増して熟成するんです。素焚糖っていう甘すぎない甘味を使っています。お酒の味というよりも芳醇な甘さ。ウチの店には珍しいタイプかな。菊姫さんはご近所同士でいつも仲良くしていただいています。
鶴来にいるとゆったりした時間がすごく心地いいんです。これからもマイペースで好きなお菓子作りをしていきたいと思っています。
(店主・堀内さん談)
Souvenir(スーヴニール)
菊姬