How to make the amazake
老舗糀店さんに聞く、
甘酒のつくりかた
老舗糀店“飛彈屋”の
店主直伝
「甘酒レシピ」
材料 (約10人分)
- ○ ご飯150g
- ○ 生の糀700g
- ○ 65℃のお湯800cc
作り方
- ①炊飯器の中にご飯とお湯を入れて混ぜ、
その中にバラバラにした糀を入れてよく混ぜる。 - ②炊飯器の蓋を全開にしてふきんをかぶせ、
7~8時間保温する。 - ③途中50℃~60℃を超えないように注意し、
よく混ぜる。 - ④ペースト状になったら完成
※最後に鍋に移して焦げ付かないように
70℃以上に加熱すると日持ちする。 - ⑤密閉した容器で保存する
ひとくちメモ
甘酒には酒粕を使うものと米糀を使うものの2種類があります。鶴来では甘酒のことを甘糀というように、米糀を使った甘酒が広まっています。砂糖を使用せずにアルコールが含まれていませんので子どもから大人まで幅広く親しまれています。
糀は生き物。
かわいがるほど
おいしくなるんです。
うちは昔から保温ジャーで作っています。甘酒作りで一番大切なのは温度管理です。最初65℃のお湯を入れてご飯を入れるんですが、その後ジャーの蓋を締めないでふきんをかけておくこと。私の場合、少なくとも1時間毎に様子をみながら混ぜています。麴菌を死なせないように温度を見るのもありますが、米を混ぜることでその傷から麹菌が入っていくんです。しょっちゅう空気を入れるほど、出来上がりがなめらか になります。とろとろになったらできあがりです。
飛永紀子さん/江戸時代に創業した糀店 飛彈屋店主。甘酒は姑さんに習った30年来のレシピ。体にいいことが大好き。
菊姫から譲ってもらった秋田杉の折を使うと仕上がりがよくなる。
種麹は代々福光の石黒種麹店から仕入れている。米は石川県産を使用。
協力/飛彈屋(お問合わせ 076-272-0011)